馬油ってよく聞くし、昔からあるけど、そもそも馬油って何だろ?何に効くんだろ?と思ってない?
馬油とは薬ではなく、医薬品のように効果・効能が認められたものではないけれど、昔から民間薬として皮膚疾患に使われてきたものです。
火傷に塗ると良いというのはわりと知られている効果。
皮膚の乾燥や痒みを和らげたり、髪のお手入れに使ったり、用途はいろいろ。
我が家で使っているのが、ソンバーユ(バニラ)バニラの甘い香りで、馬油特有の臭いは全く気になりません。
そんな馬油の効果と使い方、オススメの馬油を紹介します。
馬油の原材料は?
文字通り馬の油。
食肉用の馬を解体するときに出る馬の皮下脂肪の部分。
これを時間をかけて煮詰め、ろ過して不純物を取り除いたのが100%の馬油。
融点は低く、30~43℃。
人肌程度の温度なので、手にのせただけでスルッと溶けます。
人の皮脂に近いので、皮膚への浸透力が高くてなじみやすいですよ。
元々中国から伝わってきた馬油ですが、生産の1位は熊本県。
馬刺しで有名ですもんね。同時に馬の油もたくさんとれるはず。
馬油の効果と使い方
馬油は昔から皮膚疾患によく使われてきましたが、ヘアケアや花粉症対策にも使えるんです。
やけど
軽いやけどであれば、すぐに患部に馬油を塗ると、油分が乾燥を防ぐので、痛みが和らぎ、水膨れにもなりません。
治りも早いです。
肌の乾燥
乾燥しているところに直接馬油を塗ります。
洗顔後やお風呂上がりに、汚れを落としてから塗りますが、顔に塗った場合、肌に馴染むまで少し時間を置かないとメイクできません。
クレンジング
洗顔前に馬油を顔に塗り、クルクルと馴染ませます。
その後洗顔します。
洗い上がりしっとりです。
ヘアケア
髪を洗う前に、頭皮にすりこみ、少し時間をおき、その後普通にシャンプーをすることで、乾燥によるフケを抑えます。
髪が痛んでいる場合は、タオルドライ後に、少量の馬油を馴染ませます。毛先になじませるとしっとりします。
花粉症状の緩和
馬油を綿棒につけて鼻の中に塗ると、粘膜を保護してくれるので、花粉症によるくしゃみを止めることができます。
鼻の中だと臭いが気になるかもしれませんが・・・
母乳育児の傷の緩和
母乳で子育てをしていると、赤ちゃんに歯が映えた時に傷ついて痛むことも。
授乳後に傷のあるところに塗っておくと、傷と痛みが少しずつ治っていきます。
私も実際に使ったことがありますが、授乳間隔が少し空いている時期なので、授乳後すぐに馬油を塗っておけば、次の授乳までには少し良くなっている感じがしました。
授乳のたびに塗って、傷口に歯が当たらないようにしていたら、いつの間にか治っていました。
ベビー用品コーナーに、無香料のミニボトルタイプのものが売られているので、それが使いやすいと思います。
馬油は口に入っても大丈夫なものなので、塗ったままでも授乳可能。
気になる方は塗った部分を少し拭いてから授乳すると良いですよ。
馬油っていろんな使い道がありますよね。
でもやっぱり油なので、使いすぎたり落としきれてなかったりすると毛穴詰まりをおこして炎症を招くこともあるので、毎日の汚れはしっかり落としましょ!
オススメの馬油【ソンバーユ(バニラ)】
馬油にも種類があって、液状のものとクリーム状のものがありますが、一番使われているのは瓶に入ったクリーム状のもの。
夏は液状、冬は固形。
使うのが少量なので、ひと瓶買うとしば~らく持ちます。
無香料のものがありますが、馬油独特の臭いがあるので正直私は苦手です。
そんな方たちのためにある香り付きの馬油。
ソンバーユには、バニラ・くちなし・ひのき・ローズ・ジャコウの香りがあります。
我が家で使っているのはバニラ。
甘い香りで馬油独特の臭いは全く気になりません。
香り付きはオススメです。
アマゾンの口コミでもバニラは高評価でした。
値段は一瓶1500円前後です。
最後に
馬油は昔から、皮膚疾患改善のために民間薬として使われてきました。
最近では、馬油を使ったクレンジング方法やヘアケアなど、いろんな活用方法が知られています。
口に入っても大丈夫なので、母乳育児でもよく使われます。
ただ、馬油には特有の臭いがあり、抵抗のある人も少なからずいます。
そんな方たちでも気にすることなく使える香り付きの馬油。
ソンバーユにはバニラ・くちなし・ひのき・ローズ・じゃこうの5種類の香りがあります。
お好みに合わせて選べるのが良いですよね。
馬油が含まれた化粧品も売られていますが、馬油100%のものの方が万能で、不純物もないので安心して使えます。
一家に一瓶あれば、いざという時いろんなことに使えるのでオススメです!!