転勤や進学で雪国へ引っ越すことになったら、雪国での生活が初めてだと不安ですよね。
冬以外の季節はどこへ行っても生活パターンは同じですが、冬は雪が降るか降らないか、さらには雪の多さや質も関係してくるので、体験したことがないとその大変さはイメージしづらいかもしれません。
東京でも雪は降りますが、雪国の雪は全く別物と思った方が良いです。
寒さも道路も普通ではありません。
ちなみに私は生まれてからずっと秋田県に住んでいます。
その経験から、雪国で生活するための必須アイテムをご紹介。
- 雪かきスコップ
- 冬用ブーツ
- 暖房器具
雪国にはあって当然、これがない家はない!!
用途は一目瞭然かもしれませんが、それぞれの必要性を説明していきますので、雪国で暮らすための参考にしてくださいね。
雪国での必須アイテム ①雪かきスコップ
雪の降らない地域には無縁なものなので、もしかしたら見たことがない人もいるかもしれませんが、簡単に言うとプラスチックでできた軽いスコップです。
雪の時は一般的にこれを使います。
鉄のスコップは重くて持ち上げるのが大変なので、プラスチック製を強くおススメ。
プラスチック製であっても、水分を多く含んだ雪をのせるととっても重くなります。
雪国の冬は、風が強いと玄関前が吹きだまりになり、ドアの開け閉めがしづらくなります。(家のつくりにもよる・・・)
車があるなら、駐車場の出入口を確保しなければなりません。
雪をかかないと駐車場内で立ち往生ということも無きにしもあらず。
生活に支障が出てしまうので、雪かきスコップは雪国の必需品です。
雪の多い年はホームセンターでも売り切れるお店が多くなるので、売り切れる前に一本常備しておきましょう。
雪国の必須アイテム ②冬用ブーツ
冬用ブーツは雪国に限ったものではありませんが、買う時に注意したいのが靴底。
単なる防寒用ではなく、滑りにくく溝が深いものが必要です。
雪のない乾いた道路なら心配いりませんが、雪が積もって凍っているところを溝の浅いブーツで歩くのはとっても危険⚠
溝のあるブーツでも全く滑らないというわけではありませんが、あるとないとでは全く違います。
たまに爪を起こして使うスパイク付きのブーツもあり、外を歩くだけなら問題ないですが、スパイクに雪が詰まると、お店など室内に入った時にものすごく滑るので危険です⚠
女性の細いヒールは雪に埋まってとっても歩きにくく、ショートブーツも足首から雪が入ってくるので、はいている人はほとんどみかけません。
そもそも防滑ブーツでヒールの細いものは売っていません。
ブーツを買うなら、ある程度長さがあって、靴底の溝がしっかりしているものを買ってください。
雪国ではデザインよりも安全性重視です!
買ったら防水スプレーをかけるのも忘れずに!!
雪国の必須アイテム ③暖房器具
暖房器具にもいろいろ種類がありますが、メインはエアコンか石油ファンヒーターです。
補助的に使うものは、必要性があれば買い足すくらいに考えてください。
寒冷地エアコン
アパート暮らしだとエアコンが完備されていたりしますが、普通のエアコンの暖房機能だけでは寒く、温まるまで時間がかかります。
もしエアコンのみで冬を過ごしたいのなら、寒冷地仕様は絶対条件!!
日中でも氷点下が続く時は、寒冷地エアコンでも寒く感じるかもしれません。
そんな時はいっぱい着こんで耐えしのびましょう。
エアコンだと足元は特に冷えやすいので、寒がりな人は靴下必須です。
灯油を買いに行く手間を考えれば、寒冷地エアコンの方が楽かもしれませんが、積雪の多い地域は室外機が雪に埋もれていないか時々確認しないと、エアコンがうまく作動しないことがあるので要注意。
雪に埋もれてしまうような場所にあるなら、時々雪かきをしてあげましょう。
石油ファンヒーター
エアコン以外の暖房器具を考えるなら、灯油の補充が少し面倒にはなりますが、石油ファンヒーターが温かいです。
ただ、このファンヒーターのデメリットは、頻繁に灯油を買いに行かなければならないこと。
灯油を保管する灯油缶も必要になるので、冬以外の時期は折りたためないしかさばるし、しかも1個では足りないので収納場所に困るかも!?
車を持っている人ならすぐ買いにいけますが、そうでない場合は配達してもらうか、歩いて買いに行くか・・・
歩いてはちょっと、というかかなり大変💦
灯油缶用のキャリーなんかも売られているので、歩いて買いに行く場合は必要かもしれません。
配達は頼んだ翌日に来てくれますが、買いに行くより割高です。
配達してくれる本数も2本以上か~など、だいたい決められていて、頼んで当日に配達してくれるところはほとんどないので、余裕をもって頼みます。
あれこれ面倒ではありますが、部屋の温まりが早いので石油ファンヒーターを使う人が圧倒的に多いです。
電気ストーブやオイルヒーターなどの小さめのストーブ
エアコンや石油ファンヒーターは部屋全体を温めるのに対して、電気ストーブやオイルヒーターなどは、脱衣所などの狭いスペースや部分的に温めるためのもの。
雪国のお風呂上りは寒くてヒートショックを起こす人もいるので、年齢が行ってる人ほど注意が必要。
体は温かくても、足元がひんやりするのはよくあること。補助的に必要だと思ったら買えば良いので、必ずしも必要ではありません。
いずれにしても、暖房によって空気が乾燥して加湿が必要になります。
洗濯物をかけておけば乾きが早くて一石二鳥です。
雪国で生活するための必須アイテムのまとめ
雪国で初めて生活するための必須アイテムは・・・
①雪かきスコップ
②冬用ブーツ
③暖房器具
雪国で生活するための必要なものは、道を確保するため、凍った道を安全に歩くため、寒さから身を守るため、全て生活に直結するものです。
雪国でも雪が少ない年はありますが、そういう年は滅多にありません。
自然のことは誰にもわからないので、いつ雪が降っても大丈夫なように対策しておかなければ、いざという時とても苦労します。
たくさん降った雪もいつかは解けます。
暖かい春は必ず来るので、2.3カ月の雪の時期を乗り越えて下さいね。